先日もお客様から「歩く時の姿勢ってどうすればいいですか?」というご質問を受けました。実はこの歩く時の姿勢はとても大事で、姿勢によって見た目も歩く内容も変わってしまいます。
いくつかポイントを挙げてみますね。
①お尻で小鳥の卵を掴んで押し出す様にします。お腹は軽く引き上がった感じになります。
②肩と肘を軽く後ろに引きます。結果的に胸が少し開かれた感じになります。
③頭は上からロープでつるさがれてる感覚で、顎は軽く引いてあげるといい感じになります。
この3つを意識していくことで、美しい歩行姿勢と歩行技術を身に着けることが出来ます。次に①~③をもう少し詳しくご説明しますね。
①の「小鳥の卵を・・・」と表現していますが、これは私が小鳥が好き!というのもありますが、卵を挟む意識をすることで両足の幅(歩隔)が変わります。因みに中高齢者は歩隔が広くなってしまいます。
また、「・・・卵を押し出すように」とありますが、そうすることで重心が少しだけ前に位置します。足の裏で考えた時に立ち姿勢よりちょっぴり前に移動したのが分かるはずです。
②の「肩と肘を後ろに・・・」とありますが、殆どの方が背骨が猫背気味で肩の位置が前に出てきてしまっています。そのままでは体の軸が折れてしまう状態で腕振りも上手に出来ないポジションです。
結果的に胸も開かれるので呼吸も深くなり声も出やすくなるでしょう。中高齢者は呼吸が浅くなりがちです。
③の「頭は上からロープで・・・」とありますが、姿勢が悪い方ほど頭の位置が前に出ていたり右や左に傾く癖があります。そのためロープでつるさがれている感覚を持つことで、頭のブレを解消することが出来ます。
また、顎を軽く引くことで頸椎を良い位置に保つことが出来ます。因みに猫背が酷くなってくると顎を引くことがとても辛くなります。
往々にして状況が悪くなればなるほど悪い癖がでるものです。歩行姿勢も例外ではありません。例えば平地を歩くのと登山のようにアップダウンのある場所を歩くのでは、当然登山のほうが厳しいわけです。
更に登山は、背中に重い荷物が沢山入ったザックをしょっていますので体への負担は相当なものです。
歩行姿勢を意識していない人は、普段のウォーキングや登山を楽しむことが出来ません。やっていくうちに膝の痛みや腰や背中の痛み、外反母趾やタコや魚の目の進行や痛みが必ず出てきてしまいます。
そうならないためにも今回お話しした3つの姿勢ポイントを意識してみて下さい。
もうちょっと詳しく教えて欲しいという方は、ご連絡下さい。
042-507-9816
10月のウォーキング教室もあります。今月は23日(日)です。
オサモミでした!
コメントをお書きください