先日、正月のビッグイベント箱根駅伝の予選会が立川で行われましたね。また、御岳山周辺ではハセツネカップという超有名なトレラン大会が行われました。
ランニング愛好者にとって、いよいよシーズンインといった感じでしょうか。お客様の中にも、来年の東京マラソンや青梅マラソンの出場を予定している方々がいらっしゃいます。笑顔でゴールして欲しいのですが・・・
以前、知り合いの紹介で来院された60歳半ばの男性からこんな相談を受けました。
1年前に重度の変形性膝関節症で手術を受けて現在リハビリ中。ドクターには手術から一年後に走れるとのお墨付きを貰っていて、少しずつ走り始めているということでした。
怪我を克服して順調かなと思いきや、なぜ私に相談を・・・
理由は「正直走ると痛い。」とのことです。
脚を見せて頂くと手術をした膝は腫れあがり、しかも完全に伸ばすことが出来ません。どう考えてもこの脚で30キロ、40キロ走るのは無理と思えて・・・
「ドクターに長い距離を走ることを伝えているのか」尋ねると、伝えていない・・・
そもそも何故重度の変形性膝関節症になったかというと、なりふり構わず週に一度レースに出場して脚を酷使してしまったからです。しかもケアもろくにせずにレース・練習を繰り返していた。
膝の痛みは以前からあり体からのサインは、走るたびに出ていたとのこと。
そんな状況なので私はフルマラソンなどではなくて、距離が短い大会やウォーキングにきり換えたらどうかと伝えました。
ですが本人は頑として聞き入れない感じでした。
風の便りですが、また手術をしたとかでさらに走ることが困難になったようです。
本来ランニングやウォーキングは楽しいもので、健康な体を作る上でとても良い運動だと思います。それが痛みを抱えて走ったり・歩いたりしてしまうと、辛いだけで体にも心にも有害なものになります。
年齢とともに様々なことが変化していきます。関節や筋肉、怪我や疲労からの回復力、体の柔軟性や思考の柔軟性など・・・
体にとって良いことの積み重ねは、健康な体を作り人生を楽しめるでしょう。悪い積み重ねは、その逆のことが起こります。
中高齢ランナー&ウォーカーさんが抱える悩みや痛みについて、私が経験してきたことをまとめたページがあります。是非読んで頂いて「あれっ」と思われる方は、ご連絡下さい。
こちらからご覧いただけます。「痛みを抱えるランナーさんへ」
「何歳になっても歩ける人生」
オサモミでした!
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