ここ数日で私が普段歩いている場所にもランニングやウォーキングする方がグッと増えてきました。これは、涼しさを感じられるようになったことや今開催中の世界陸上の影響だと思います。
先日の世界陸上の35km競歩で壮絶なレース展開の中、見事銅メダルを獲得した勝木選手の大活躍を見て中学生や高校生の現役陸上部員や中高齢者のランナーさんなど「自分も競歩をやってみたい…」と思った方も少なくないと思います。
おそらく現役の人達は自分も将来オリンピック選手になって活躍したい…中高齢のランナーさんやウォーカーさんは、自分も速く歩けるようになりたい…そう感じた方も多いんじゃないですか。私も「競歩」にハマった一人としてその気持ちよーく分かります。

今回は「これから競歩をやってみたい」という中高齢の方々にお伝え致します。まず「競歩」はどれだけ速く歩けるかの競争です。開催中の世界陸上であれば20kmと35kmの2種目があります。マラソンであれば42.195kmをどれだけ速く走れるかになるわけです。
中高齢の方が目指す大会は、年間を通して行われているマスターズ陸上大会です。これは年齢別に分かれた3kmや5kmの大会で、登録をして参加料を払えば誰でも出場出来ます。マラソン大会でも5kmや10kmのショートコースの種目もありますね。
ただ「競歩」では歩く際に2つのルールを守って歩かなければなりません。
まず一つが、どちらかの足が地面と接地していることです。逆に両脚が同時に地面から離れている状態では「ロスオブコンタクト」という反則行為となります。
二つ目が、前に振り出した脚の踵が地面に接地してから体の真下の位置になるまで、膝が伸びていることです。逆にこのタイミングで膝が曲がっていると「ベントニー」という反則行為になります。
ですが、踵が接地した瞬間は完全に伸びていない状態でも、体の真下では完全に伸びている場合であれば反則ではありません。
この2つのルールが中高齢から競歩を始める方にとっては、とても難しいルールになります。大会においてこのルール違反でゴール出来ない方を沢山見て来ました。私も競歩を始めた頃は、随分と苦労しましたが、練習することで習得することが出来ました。

私の経験で感じたことですが、自己流でやっても競歩の歩きは習得出来ません。こらが結論です!
そのために競歩大会を目指す方は、競歩技術を教えてくれる教室に入って指導を受けることをお勧めします。客観的に歩くフォームを見てくれる指導者が必要です。それが最短で競歩技術を習得する近道になります。
競歩は大会に参加することはもちろん楽しいですが、競歩技術を習得するために日々努力している過程がもっとも楽しく充実した日々になります。私は10年後の自分作り、健康な体作りのために取り組んでいます。
大会をめざすことを目的としない主婦の方なども、生涯スポーツとして健康な体・美しい歩行をするために取り組んでいくことも良いでしょう。
競歩の素晴らしさ!これからも伝えていきます。
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オサモミでした!
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