来月13日から東京で開幕される世界陸上!それに向けて日本代表を目指しているトップアスリートの熱い戦いが佳境を迎えています。昨日も男子110メートルハードルで12秒台突入のとんでもない日本新記録が生まれました。陸上競技ファンとしては世界陸上はもちろんですが、その前の代表キップを掴む戦いにも目が離せません。
今回は靴のお話ですが、トップアスリートが履くランニングシューズや短距離用スパイクも今は厚底が主流です。以前主流であった薄底シューズ、履いている選手を探すのが難しいほどです。
私が通うスポーツ店にも一般の人向けに作られた厚底シューズがズラリと並んでいて、どれを選んでいいのか悩んでしまいます。知識がなく何となくデザインや値段で選んでしまってウォーキング途中に「足が痛くなった…」そんなケースも珍しくありません。
自分に合わない靴を選んでしまうと、痛い辛いを引き起こしウォーキングすることが嫌いになってしまいます。そのため靴選びは慎重に専門家のアドバイスを受けて購入することをお勧めします。
靴選びで大切なことは、もちろん良質な靴をチョイスすることです。しかし最も大事なことは自分の足が歩いている時に、どんな動きをしているのかを把握していることです。それによって選ぶ靴が変わってくるのです。
通常歩いていて体重が掛かってくると足首の所がやや内側に沈みます。この動きが回内(かいない)・プロネーションと言って正常であれば、歩行やランニングの際に衝撃を吸収してくれます。(イラストは右足の動きを表したものです。)

正常域・警戒域・危険域とありますが、正常域の足の場合は、衝撃吸収が効率的に行われるので歩いていても気持ちよく怪我のリスクも少なく、美しいフォームで歩くことが出来ます。
危険域の過回内(かかいない)オーバープロネーションの足の場合は、足の内側部に過剰に圧が掛かります。足首・膝・股関節・骨盤・背骨など全身に負担が掛かり、体の歪みも作ってしまいます。
また、回外や過回外の足では回内が行われないので下腿部全体に衝撃が集中してしまいます。脛の痛みが発症するケースが多いです。
過回内・過回外の足の方は、足の癖を補ってくれる靴を選ぶ必要があります。ただ「厚底シューズ」だから良いというものではありません。
「厚底シューズ」にも種類があって、
①動き過ぎる過○○の動きを制限してくれるタイプ~このタイプは、安定感が抜群で怪我のリスクを軽減してくれます。
②動きの制限はさほどなくクッション性と反発性が強調されてポンポンと弾んでくれるタイプ~歩く楽しさを感じさせてくれます。技術を習得すれば、さらに速く歩くことが出来ます。
これから9月も半ば過ぎになると暑さもひと段落してきます。そうなるとウォーキングの季節がやってきます。その前にご自分の足の癖を確かめてみるのも良いでしょう。
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オサモミでした!

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