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極端な左脚荷重で膝痛悪化!

膝痛で苦しんでいる方、本当に多いんです。病院で手術を勧められている方、そこまでではないけれど常に不安や違和感がある方、いやもう「変形性膝関節症」って診断されましたという方・・・

 

今回は長時間の歩行や階段の昇り降りや椅子からの立ち上がり時に不安や違和感がある方々が参考にして頂ければと思っています。当院にもそのような状況のお客様が非常に多く来院していますが、不安を抱える膝は殆ど左脚の膝です。 

このことは偶然ではなくて、ある理由があって起こっています。私は普段の施術やウォーキング教室を通じてお客様の立つ・歩くなどの日常習慣動作の研究をしています。その中で分かったことは8~9割の方が左脚に重心を乗せて立っていることです。下の写真をご覧下さい。

 

 

完全に左脚荷重になっています。この立ち方が癖になってしまっている方がとても多くいらっしゃいます。ご自分の一日を思い起こして下さい。台所、駅のホーム、電車の中、立ち仕事中・・・

 

この写真のように立っていませんか。おそらく多くの方が「やっちゃってます!」と思っていることでしょう。

 

では何故この立ち方が、膝痛を引き起こしてしまうのでしょうか。

 

①当然ながら左脚に体重・重力がのしかかるので負担が掛かる。左脚を軸として常に生活行動していて特に膝裏や下腿部の外側部に負担が掛かっています。

 

②長年繰り返されると左脚の膝裏が異常なほど反り返る。後ろに反り返る膝を反張膝と言います。要は変形してくるのです、因みに右脚はそこまで膝裏が後ろに反らない。

 

③更にこの状態が続くことで、徐々に左脚の膝裏や膝関節は悲鳴を上げ炎症や水が溜まる。

 

 

こんな感じでしょうか。今痛みが無くても負担は確実に蓄積していきます。そのためちょっとしたことで異常なくらい痛みが起きます。

 

例えば、旅行などの時に長時間歩いたり、今までやっていなかったウォーキングやジョギングや登山を始めた時、長時間の立ち仕事が続いた時などです。

 

また、この立ち方はO脚や反張膝の変形を作ってしまうので、脚だけでなく体全身のバランスを崩す原因にもなります。O脚や反張膝は、関節の隙間である関節軟骨もダメにしてしまいます。その先に待っているのが「変形性膝関節症」です。

 

膝の痛みや違和感で苦しんでいる方、まさか立ち方が膝に負担が掛かっていたとは想像していないはずです。炎症や水溜まりによる痛みは、湿布や水抜きで一時的に解消していきますが、炎症や水溜まりの原因を取り除かない限り膝痛は永遠に続きます。そして、正座が出来ないや痛みで歩けないなどが起きて日常生活に大きく影響してくるのです。

 

まず立ち方を見直すこと。膝痛解消の絶対条件です。

膝痛でお悩みの方は、ご連絡下さい。 

042ー507-9816

 

オサモミでした!